HPVワクチンキャッチアップ接種の情報

平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方が存在します。
まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種機会の情報を提供いたします。

接種の対象となる方

次の2つを満たす方が、あらためて接種の対象となります。

  • 平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性(※1)
  • 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない(※2)

※1 令和5年4月からは、平成18年度生まれ(誕生日が2006年4月2日~2007年4月1日)の方もキャッチアップ接種の対象になります。また、平成19年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2008年4月1日)の方も、通常の接種対象の年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種、可能です。

※2 過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。

【9月10日開催】「子宮頸がんから女性を守る『市民公開講座』」のご案内

この度、沖縄県立博物館・美術館において、「子宮頸がんから女性を守る『市民公開講座』」を開催いたします。
どなたでもご参加いただける、入場無料のイベントとなっておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。

→チラシはこちら

【開催概要】

日時令和5年9月10日(日曜) 14:00 〜 16:00
会場沖縄県立博物館・美術館 3階 講堂(Google Map
※本イベントは(会場+Web配信)のハイブリッド形式での開催です
定員100名(会場定員)
※お席に限りがございます

当日は会場のほかに、ZOOMでのライブ配信を予定しております。
下記のURLよりお気軽にご参加ください。
https://bit.ly/2023-shimin-kouza

佐久本 哲郎 前会長が日本産科婦人科学会功労会員受章

令和5年5月11日に開催された、日本産科婦人科学会臨時総会(東京フォーラム)において、佐久本哲郎前会長が長年に亘り産科婦人科学の発展に寄与したとして、功労会員の称号を授与されました。

同時に受章された20名の先生方を代表して、佐久本哲郎先生が受章のご挨拶をされました。

佐久本哲郎先生、誠におめでとうございます。

沖縄県産婦人科医会 母と子のメンタルヘルス研修会「入門編」のご案内

この度、「母と子のメンタルヘルス研修会(入門編),MCMC(Mental Health Care for Mother&Child)」を、沖縄県で初めて開催します。
MCMCは、日本産婦人科医会が行っている妊産婦のメンタルヘルスを守るための活動で、妊産婦に携わるすべての医療・行政スタッフが妊産婦のメンタルヘルスの基本的な知識や対応を学び、支援ができるようになることを目標とした研修会です。

メンタルヘルス研究会プログラム

公式ウェブサイトを開設しました

この度、沖縄県産婦人科医会の公式ウェブサイトを開設しました。
開設にあたり、会長 佐久本哲郎のコメントを掲載しました。


 この度長年の懸案でありました沖縄県産婦人科医会ホームページを開設いたしました。これにより県民の皆様に産婦人科医療、診療に関する新しい、正確な情報を届けることができます。会員の先生方には診療に関する新しい知識や厚生労働省、日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会等からの通知などを迅速に通知することができるようになります。

 沖縄県産婦人科医会は日本復帰前の1966年日本母性保護委協会沖縄県支部として発足し、2011年現在の名称に変更して今日に至っており、現在会員数は約150名です。医会は沖縄県民に安全で良質な産婦人科医療を提供することにより母子の生命健康を保護し、女性の心身にわたる健康保持、増進に勤め県民の保健の向上に寄与することを目指しています。そのため沖縄産科婦人科学会と共同で車の両輪として活動しております。また医会は母体保護法の適正な運用と実施を推進しています。さらに会員の先生方の生涯教育への支援も努めております。

 産婦人科診療は様々な問題に直面しています。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2021年の我が国の出生数は811,604人となり統計開始以来最小となりました。少子化対策が我が国の重大な課題です。まず出産を希望する女性のために、安心して妊婦健診あるいは産後健診が受けられるように公費負担制度のさらなる充実を求めています。乳幼児の虐待を防ぎ、産後うつ病を早期に発見して妊産婦の自殺を防ぐ観点から妊産婦のメンタルヘルスについても医会として努力しております。令和4年度から不妊症診療が保険診療となりました。これまでの不妊症診療を変換し、対応する必要があります。同じく今年度から子宮頸がんに対するHPVワクチンの積極的接種勧奨が再開されています。HPVワクチンの普及に努め子宮頸がんを減らしたいと考えます。

産婦人科医はお産のみならず、一生涯通じての女性の健康保持に寄与する医療を行っております。乳児期、学童期、思春期、成人・生殖期、更年期、老年期を通して皆様に貢献するかかりつけ医として認識頂ければ幸いです。沖縄県の産婦人科医療機関・専門医は地域特性もあり密接な連携が取れており、皆様のご希望に添える体制が構築されております。

当会は常に女性とともにあり、女性支援に邁進する産婦人科医師団体であります。本会へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

沖縄県医師会 第6代会長 佐久本 哲郎
沖縄県産婦人科医会
第6代会長 佐久本 哲郎